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2025.03.14
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対称度とは、データム軸直線またはデータム中心平面に関して、互いに対称となる形体の対称位置からのズレの大きさ*¹を示す幾何公差です。わかりやすくいうと、対象となる2面の中心位置が、互いに許容数値内であるかを示す幾何公差です。
データムとは、測定する対象物の位置公差や輪郭度などを指定する際の基準となるもので、公差や形状に応じて平面や点などを設定します。 対称度に似たものとして平行度がありますが、平行度が面同士のズレを測るのに対して、対称度は中心位置からのズレを見るため、より高い精度を要求されます。
*¹参考URL:JISB0621:1984 幾何偏差の定義及び表示
対称度の普通公差は、下記の表に示されています*²。
※単位 mm公差等級 | 呼び長さの区分 | |||
100以下 | 100を超え 300以下 | 300を超え 1000以下 | 1000を超え 3000以下 | |
対称度公差 | ||||
H | 0.5 | |||
K | 0.6 | 0.8 | 1 | |
L | 0.6 | 1 | 1.5 | 2 |
データムを指定する際は、2つの形体を比べ、長いほうを採用します。両方の形体及び長さが等しい場合は、どちらの形体もデータムとして指定できます。
普通公差の適用基準は以下の通りです*²。
・少なくとも2つの形体の1つが中心平面をもつとき
・2つの形体の軸線が互いに直角であるとき
*²参考URL:JISB0419:1991 普通公差-第2部:個々に公差の指示がない形体に対する幾何公差
1.外形をデータムとした時の溝位置の対称度測定
この測定では、データム中心平面に対して溝の中心平面が、対称に設置された溝幅の平行2平面内にあるよう設定されます。つまり、データム中心平面を基準面として保持することで測定を行えるシンプルな幾何公差といえます。
2.ワーク両端に溝とボスがあり、これらをデータムとした時の穴位置の対称度測定
対称度の測定が難易度が高いといわれる理由は、2つのデータム指示の、双方を基準としつつ測定をおこなう必要性があるからです。溝とボスの中心線上から、規格範囲内に穴の中心が収まるかを測定します。
対称度とは、2つの面の中心位置が許容範囲内かを測定する幾何公差です。中心位置とのズレを測定するため、高精度な測定が必要とされます。
三次元測定機での測定方法は、「溝位置の対称度測定」と、「穴位置の対称度測定」の2つの測定方法があります。溝位置の測定はシンプルな幾何公差といえ、反対に穴位置の測定は難易度が高いといえます。
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