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2025.10.20
2025.10.20
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三次元測定機は、対象物の形状や長さをデータとして測定する機械です。立体物の測定に適しており、角度や座標、位置度といった複雑な測定にも対応できます。また、自動で素早く測定できるため、ほかの作業と並行して効率的に測定を進められます。また、操作も比較的簡単で、一度知識とトレーニングを身につければミスなく高精度な計測が可能です。
画像測定機は、画像を使用して対象物の形状や寸法を測定する機器です。測定物と接触をしなくても測定ができるため、小さな部品や繊細な対象物の測定にも向いています。接触プローブが入らない微細な隙間も測定可能です。測定するために必要な画像データを取得できるよう、高解像度のカメラが搭載されています。
例えば、電子部品や医療機器のように小さくて複雑な形状のものは、画像測定機での測定が最適です。また、形状を正確に判別できるため、品質管理や製造プロセスの効率化にも役立ちます。
画像測定機は、高性能な測定ができる機械です。投影機や工具顕微鏡などで人が目視で測定をしようとすると、どうしても計測結果にばらつきが出ます。しかし、画像測定機の測定結果は常に同じです。その正確性が画像測定機のメリットと言えます。
さらに、カメラでの撮影やセンサーによる測定は短時間で行えるため、人力での測定よりもスピードが向上します。その結果、作業効率や生産性の向上につなげることが可能です。
三次元測定機と画像測定機は、それぞれ異なる特徴を持ち、用途に応じた測定ができます。
三次元測定機は立体形状の詳細な測定に適しており、高精度で迅速な計測が可能です。一方、画像測定機は非接触で小さな部品や繊細な物の測定に適し、品質管理にも活用されています。
これらの機器を適切に活用することで、さまざまな分野における測定作業をより効率的に行えます。
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