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Leitz PMM-C シリーズ

Leitz PMM-C シリーズ

引用元:https://hexagon.com/ja/products/leitz-pmm-c-precision

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Leitz PMM-C シリーズ

INDEX目次

Leitz PMM-C シリーズとは

Leitz PMM-Cシリーズは、極めて高速かつ正確な結果を提供するプレミアム超高精度計測機器です。2023年4月のアップグレードでは新機能やオプションが追加。基本モデルは「Leitz PMM-C Precision」と「Leitz PMM-C Flexibility」の2種類です。

Leitz PMM-C Precision

Leitz PMM-C Precisionモデルでは、超高精度の固定プローブヘッド測定を採用。完成した製品の誤差が、許容値の範囲内かを厳密にチェックできます。現時点で最高の測定機能を実現します。
Leitz PMM-C Precisionの基本機能や魅力は以下の6つです。

・クローズドフレーム設計
頑丈な花こう岩のベースと固定ポータルにより、長期間の安定性を保証します。測定軸の高い剛性は、測定全体の精度を一貫して維持します。

・可動テーブル
予荷重空気軸受を採用した可動テーブルは、スムーズな移動と高い精度を実現します。傾斜やねじれのない安定した寸法関係により、精度の高い測定が可能です。

・空気とエネルギーの節約
Eco Mode+は圧縮空気の消費量を減らし、エネルギーと運用コストを削減。また測定器がアイドル状態のときには圧縮空気を最大100%節約し、持続可能な未来に貢献します。

・メッセージライト
機器上のメッセージライトで、運転モードをひと目で確認できます。測定器の動作状況を常に把握することが可能です。

・高速度と安全性
2台の2Dレーザースキャナーによるモニタリングにより、CNCモードでの高速測定を安全に実現します。ユーザーや物体が安全エリアに侵入すると、機械は自動的に停止します。

・高速かつ正確
循環方式のボールねじを備えたサーボドライブが、高速測定をサポートします。位置精度を維持しながら加速できるため、短い移動経路でも最高速度に達します。

Leitz PMM-C Flexibility

Leitz PMM-C Flexibilityは、どの角度でも測定可能な可動式プローブヘッドを搭載。より高い精度と柔軟性を兼ね備えたモデルです。複雑なアプリケーションや部品特性にも対応できます。
基本機能はLeitz PMM-C Precisionと同じですが、新たにセンサーの自動化システム「SENMATION」を標準搭載。センサーの自動検出や交換が可能なので、複雑な測定にも対応できるマルチセンサー検査デバイスに進化しています。

Leitz PMM-C シリーズの活用事例

Leitz PMM-C PrecisionとLeitz PMM-C Flexibilityの活用事例を、それぞれ紹介します。

Leitz PMM-C Precision

Leitz PMM-C Precisionの活用事例は以下のとおりです。

  • ・スマートフォン用カメラレンズ
  • ・マスター部品およびゲージ
  • ・小型クランクシャフトの測定
  • ・スマートフォン用レンズバレル
  • ・スマートフォン用カメラの鋳造金型

特に小さな精密部品の測定には、シリーズのなかでも小型の「Leitz PMM-C 7.7.5」が適しています。

Leitz PMM-C Flexibility

Leitz PMM-C Flexibilityの活用事例は以下のとおりです。

  • ・バイポーラプレート(複数パート測定)
  • ・スクリューローター
  • ・eパワートレイン構成部品(複数部品測定)
  • ・ホブカッター
  • ・エンジンブロック
  • ・その他の高性能部品

短時間での高精度な測定が可能なので、より複雑なアプリケーションや部品の測定に適しています。

Leitz PMM-C シリーズの仕様

Leitz PMM-Cシリーズは、700×700×500mmから2400×1600×1000mmまでの幅広い測定範囲に対応。全6サイズ展開となっており、測定したい部品の形状やサイズに合わせて自由に選べます。また、シリーズ共通で以下3つのオプションによるアップグレードが可能です。

・Accuracy+
三次元測定機の誤差をさらに減少させ、厳しい許容範囲をもつ部品にも対応可能です。また中型や大型の機械には「Sweet spot測定」も搭載。許容範囲が厳しい小型部品や特徴の測定において、極めて高い精度を実現します。

・XT(拡張温度範囲)オプション
これまで、高精度な計測には計測室の厳密な温度管理が欠かせませんでした。しかしXTオプションにより、中型や大型の三次元測定器でも18〜24℃の温度範囲で使用可能となりました。測定器専用の温度調節室が不要となり、生産ラインの近くで測定できます。

・Throughput+(スループット +)オプション
Throughput+オプションにより、測定サイクル時間を最大20%短縮できます。機械の最大軸加速度や計測速度が大幅に向上し、生産効率アップにつながります。

Leitz PMM-C Precision

Leitz PMM-C Precisionのスペックは以下のとおりです。

シリアル番号 X(幅) Y(奥行き) Z(高さ) ISO 10360 準拠における最大許容誤差 MPE
7.7.5 700mm 700mm 500mm E0 = from 0.4 + L/700(µm)
10.7.6 1000mm 700mm 600mm
12.10.7 1200mm 1000mm 700mm
16.12.10 1600mm 1200mm 1000mm
24.12.10 2400mm 1200mm 1000mm
24.16.10 2400mm 1600mm 1000mm

※横にスクロールできます。

Leitz PMM-C Flexibility

Leitz PMM-C Flexibilityのスペックは以下のとおりです。

シリアル番号 X(幅) Y(奥行き) Z(高さ) ISO 10360 準拠における最大許容誤差 MPE
12.10.7 1200mm 1000mm 680 – 700mm E0 = from 0.4 + L/7000(µm)
16.12.10 1600mm 1200mm 960 – 1000mm
24.12.10 1600mm 1200mm 960 – 1000mm
24.16.10 1600mm 1200mm 960 – 1000mm

※横にスクロールできます。

Leitz PMM-C シリーズはこんな方におすすめ

最後に、各シリーズが解決できる課題を紹介します。自社の課題と照らし合わせながら、どちらのシリーズが適しているのか考えてみましょう。

Leitz PMM-C Precision

Leitz PMM-C Precisionは、以下4つの測定課題に対応できます。

・厳しい公差や、特殊な幾何学的特徴をもつ形状でも正確に測定したい
 極めて厳しい公差(< 7µm)をもつ形状特徴でも、高速かつ超高精度で測定できる。

・複雑な形状や繊細な部品を検査したい
 部品の歪みや損傷を回避するための低力プロービングができる。

・すべてのギアパラメータを評価、調整したい
 あらゆるタイプのギア、ギアセグメント、ギアラック、ギアカッターの測定ができる。

・ゲージとマスター部品を修正したい
 マスター部品とゲージの修正に必要なサブミクロンの精度と再現性をもつ。

Leitz PMM-C Flexibility

Leitz PMM-C Flexibilityは、以下3つの課題解決に適しています。

・複雑な3D形状と極めて厳しい公差に対応したい
 どの角度でも測定できる関節付きプローブヘッド、汎用性の高いマルチセンサーが搭載されている。

・異なる測定要件をもつ複数の部品がある
 拡張されたアプリケーション適応性と測定サイクル中の自動センサー交換により、マルチセンサー検査デバイスとして柔軟に対応できる。

・部品周辺のアクセスしにくい空間定位の寸法と形状特徴がある
 電動インデックスプローブヘッドで、複雑なワークピースにも容易にアクセスできる。

Leitz PMM-C シリーズのメーカー情報

Leitz PMM-Cシリーズの開発元であるHexagonは、数々のセンサーやソフトウェア、自律型テクノロジーを組み合わせた技術および製品開発に取り組む会社です。産業や製造、インフラや公共セクターなどの幅広い分野におけるデジタルリアリティを実現します。
HexagonのManufacturing Intelligence事業部は設計やエンジニアリング、製造や計測分野のデータを活用。生産効率を高めるソリューションを提供しています。

◼️参考URL

Hexagon社「総合カタログ 産業向け計測・解析ソリューション」

Hexagonの会社情報

社名 ヘキサゴン・メトロジー株式会社(Hexagonグループ)
本社所在地 〒468-0014 愛知県名古屋市天白区中平4丁目108番地
設立 1975年4月2日
電話番号 042-700-3500
公式サイトのURL https://hexagon.com/ja/company/divisions/manufacturing-intelligence